江戸時代から400年続く鳥取の「自然熟成生姜」を守りたい
私たちが鹿野町で栽培している生姜は、歴史を遡ること400年以上前、鹿野城主亀井玆矩公が朱印船貿易によって東南アジアから持ち帰り、栽培を奨励したことが起源とされている来歴を持つ品種です。しかし現在では担い手不足により、年々生産量が減ってきており、このままでは近い将来、生産者がいなくなり、この生姜が消滅してしまう危険性もあります。担い手を増やすと同時に、販路も開拓、拡大していく必要があり、さらに魅力のある商品を開発、発信していくことも重要です。まずは多くの方に、この地域で栽培される生姜を知っていただき、若い農業従事者を増やせるよう労働条件を改善したいと考えています。また生産量を増やし、魅力ある第二次商品を開発することで、この地域に古くから根付いている生姜作りを継承し、さらに発展させていきたいと思っています。