現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展示会やイベントの中止が相次ぎ、
施設やお店もしばらくの間、臨時休業の判断をされているところもある状況です。
鳥取の作り手さんを少しずつご紹介させていただきたいと思います。
本日ご紹介させていただくのは、
鳥取県東部の岩美町真名で、焼き締め(釉薬を使わず高温で焼き上げた焼物)の陶器を製作される
真名焼さんです。
真名焼さんは、このGWも年に一度の窯焚きを予定されていました。
何日間も夜通し火を焚かれるため、例年はお手伝いに関西からお仲間も駆けつけらますが、
今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、延期されることになりました。
作り手の難波勲さんは、関西でサラリーマンを経験されたのち、ふるさとの粘土を用い自分で窯を
築き、焼物に挑戦したいと思われ、地元鳥取の岩美町真名にUターンされました。
ご自身で設計され、築かれた長次郎窯。2000年に完成したそうです。
二室ある穴窯で、横に積まれた沢山の薪は、1回の窯焚きで全て使われるそうです。
火襷の味わいあるお皿。
粘土は、ご自身土地の休耕田の土を掘って使われています。
焼き締めの湯呑。
窯の中での灰のかかり具合などによって、一つ一つ表情が異なります。
照明や壺など
木漏れ日が心地よい工房の中庭
工房内の展示場で、焼き締めの器について、語ってくださる難波さん
焼き締めの器は、使い込むほどに味わいが増していき、
ビールやお酒、珈琲がおいしく感じられるとも言われます。
真名焼の器は、力強く、一つ一つ豊かな表情があります。
真名焼について:岩美町観光協会HP